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高校生カンボジア体験記.前編

あなたは発展途上国であるカンボジアがどのような国か知ってますか?

知ってる人、知らない人にかかわらずこの記事は全ての人に読んでもらい、是非、カンボジアという国の実情を知ってもらいたいと思います。

 

序章 旅立ちの動機そしてカンボジアへ。

2016年7月31日。高校二年生の私は夏休みを利用し、人生初の海外ボランティアに参加するためカンボジアへ向かった。なぜ高校生の私が異国の地、カンボジアでのボランティア活動を行おうと思ったのか...。その理由は自慢できるものではなく、いってしまえばただ海外に行ってみたかった。それだけだ。しかしこの2週間、私がカンボジアで体験し学んだことは、行く前までは想像もしていなかったほど素晴らしいものだった。

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日本からカンボジアまでは約4235km。

今回の活動地カンボジアの首都プノンペンまで、日本からの直行便は現時点(2016/08/15)では運行されていない。そのため福岡在住の私は、福岡空港からバンコクスワンナプーム国際空港を経由し、プノンペン国際空港へのルートを使用した。どちらもタイ国際航空を利用したが、大きく揺れることもなく快適な空の旅だった。

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バンコク上空にて撮影。

そして日本を発って約8時間後プノンペンへ到着した。その後、車に乗りこみ宿泊先のホテルへと向かったが、窓から眺める景色全てが日本と違って見え、異国の地カンボジアに来たということを改めて感じた。ホテルに到着後、2週間ともに過ごすルームメイトに挨拶をし、明日からの活動に備えるため私は、高まる胸を落ちつかせながらベッドへと向かった。

 

※第一章からは、体験した出来事に私見を加え編集したものであり、体験した順に時系列に沿っているわけではありません。

 

第一章 貧困世帯の子供たちとSCC。

 今回のボランティア活動の主目的ともいえる子どもたちとの交流及び英語教育を、SCC(salvation center Cambodia)にて行った。

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バスで郊外へ向かうこと数十分。あたり一面に無造作に捨てられたゴミが強い臭いを放つ中、今にも壊れそうな継ぎ接ぎのプレハブ小屋の間を抜けるとSCCに到着する。

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ここがSCC。もともとは殺風景な壁だったが、壁に絵を描くことで明るい雰囲気になり、子供たちから大いに喜ばれた。

ここは貧困世帯の子供へ向けての教育を行っている学校であり、都市部から少し離れた貧困地域の中にある。私たちは2グループに分かれ農作業や、上記に挙げたように交流及び英語教育を行った。

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SCCにて子どもたちとゲームをしているところ。英語のゲームや歌を歌うことで英語を覚えてもらう。

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雨期の時期、降りすぎた雨を流すための水路作りの最中。

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子どもたちも手伝ってくれた。

それらの活動を行う中でいくつか印象に残る出来事があったので、ここに紹介しよう。

まず、施設の中に積まれた燃え残ったゴミの山に驚いた。お菓子のプラスチック容器を始め、ビニール袋や空き缶、サンダル等にいたるありとあらゆるゴミが捨ててあった。そう、学校の敷地内でプラスチックを燃やし、その周りで子どもたちが遊ぶのだ。

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 これがその様子。奥に見えるのは庭であり、ここに畑や子ども達の遊び場を作った。このゴミはのちに片付けた。

その他にも、現地で簡単なクメール語(カンボジア公用語)を覚え、子どもたちとコミュニケーションをとる中で印象に残った出来事があった。それは子どもたちの外見と、実年齢がまったく一致しないことだ。中には7~8歳に見える子が12歳だったり、見た目は10歳くらいの子が私たちとほぼ変わらない14歳だったりすることもあった。もともと人種によって差があるといえ、少なからず貧困による栄養不足が大いに関連しているだろう。またスタッフの人に話を聞いたところ、原因は不明だが髪の毛が脱色してしまっている子どももいるそうだ。

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 SCCでの学習の様子。写真左の男の子は髪を染めているわけではないらしい。

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SCCでの活動最終日。みんなで風船で遊び、お菓子を配ってパーティをした

2週間のボランティア活動のうち半分以上をここSCCで過ごしたが、子どもたちとの交流はとても有意義なものであり、別れはとても辛いものであった。ここで出会った子どもたちが将来立派な大人になり、幸せに暮らしてくれることを期待するとし、この一章を締めさせてもらう。

 

第二章 彼らに必要なもの。それは教育。

2週間の活動中、プノンペンにある観光地リバーサイドの路上にてカンボジアの伝統的な踊りを踊る機会があった。30人以上によるダンスだったためか私たちの周りには次第に人だかりができ始め、ピーク時には100人近い人が集まった。

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夕方のリバーサイド。こちらの写真は引用させてもらった。

そのダンスの後、リバーサイドを少し歩いたのだが、そこでものを売っている子どもに声をかけられた。どうやらヘアゴム?を売っているようで、つたない英語で2つで1ドルだと言われた。私は記念に買おうとしたのだが友人に止められた。なぜかと思い話を聞いたところ、彼らは親に言われ学校に行かずにものを売らされているそうだ。彼らは本来学校に行くべきであって商売をするべきではない。というのが友人の考えでありそれに異存はないが、貧困による生活苦ゆえの仕方が無い行為だと思うところもあった。

物売りの子どもを見かけたのはリバーサイドだけではない。街中のいたるところにいた。中には信号待ちをしている運転手に、ものを売っている子どももいた。

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 アンコールワットに行った時に撮影。彼は扇子を売っていた。

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彼は信号待ちのドライバーに物乞いをしていた

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こちらは子どもではないが..。停車中のバスの中に物乞いに来る老人。働きたくても仕事が無いのだろう。

日本では信じられないような光景だが、この国では普通の光景である。世界には学校にも行けず、自分たちが商売しないと生活できない子供たちが沢山いることを是非知ってほしい。

 

 第三章 地雷...。それは負の遺産

プノンペンにある有名な観光地ロイヤルパレスに行った時の話だ。ロイヤルパレスの前で片足の無い車いすの男性が物乞いをしていた。おそらく地雷による犠牲者の一人だと思うが、中には物乞いのために手足を切断される人もいるそうだ。残酷な話だか現実で起きている出来事なのだ。

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アンコールバイヨンにて。地雷犠牲者による演奏団、そしてその隣にメッセージが書いてある。

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こちらはプノンペンのマーケットにて。彼もまた地雷の犠牲者らしい。1ドルを渡し、写真を撮らせてほしいと頼むと笑顔で引き受けてくれた。

いまだにカンボジア国内には数多くの地雷や不発弾が残っており、それによる死者も多く出ている。ベトナム戦争カンボジア内戦そしてポル・ポト率いるクメールルージュによる独裁から40年近くたつが、その傷跡は今日にも残っている。

 

第四章 カンボジア名物交通渋滞

カンボジアと言えばアンコールワットだが交通渋滞でも有名だ。カンボジアにいってまず驚いたのがバイクの多さだ。私見だが車よりもバイクが多かった気すらするほどだ。運転に対する危機感も無く最悪だ。バイクの3人乗りは良く見かけ、中には4人乗りすら見かけた。

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道路を渡るときなどは、ものすごい数のバイクや車が止まらずに間を走ってくるからたまったもんじゃない。

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カンボジア名物の三輪タクシー、トゥクトゥクだ。一度乗ったが乗り心地は結構良かった。

都市部の多くでは道路は舗装され信号機もあるとこはあるが、少し郊外へ行くと舗装されてない道路が目立ってくる。

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日本の信号機とは違い残りのカウントダウンが表示されている。

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 郊外の景色。バスの中から撮影。

これだけ車やバイクがあるとそれから出る排気ガスも多くなる、そのため都市部の空気は汚なかった。大気汚染は深刻な問題なのだ。これらを改善するためどうすればいいか..。それは電車やバスなどの公共交通機関を使い、車やバイクでの移動を減らすことだが、現実、カンボジアはいまだ発展途上であり、環境問題は二の次になっている。しかし、いずれ課題になる問題でもあるため今のうちに考えておく必要があると思う。

 

4章にわたり書かせてもらいましたが、まだまだ書き残したことがあるため、そちらは後編にて紹介したいと思います。

 後編はこちら↓


閲覧頂きありがとうございました。後編もよろしくお願いします。